※おかげさまでたくさんお問い合わせいただきまして、一旦販売を終了いたします!
皆さま11月23日、山王寺の棚田で行われる収穫祭にぜひお越しください。

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島根県山王寺の棚田に住むNozomiさんが育てたお米の販売です。
山王寺棚田で育てた「美味しくて、少しでも体に安全なお米を理想とする」とお米づくりは4年目を迎えています。


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ここからNozomiさんからのご案内をお届けします。

ご近所のご支援のもと、山王寺で私たち夫婦が作ったお米を食べていただけると、来年の田んぼ保全、継続の励みになり、山王寺棚田の景色につながります。みなさんが食べていただけることで集落を守る支援になります。

神奈川県から島根に引っ越し、まず気づいたことは、水道水でも島根県のお水がとても美味しいことです。そんな美味しいお水のある島根県にある棚田、さらにここは標高300メートルで、山からダイレクトに自然の水が流れてきます。山間部のため日中と夜間の寒暖差があり、お米が美味しくなると言われています。
山頂には山地神社、麓には日本最古のお宮と言われる須我神社。昔から神様に献上され、代々守られてきた山王寺の棚田、日本の棚田百景にも選ばれた静かな集落で獲れる収量は限られていますので、貴重なお米かもしれません。

山王寺の綺麗な空気と、水、豊かな土壌が作ってくれたお米を、皆さんにも味わっていただきたい。食べた味わいは、みずみずしくほんのりあまみを感じます。

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お米    コシヒカリ
産地:島根県雲南市大東町山王寺棚田
収穫時期:2025年9月上旬

販売価格:
5キロ    ー    3500円
10キロ    ー    7000円       

送料:着払い(購入者負担)    または、事前に送料を確認して、お米代と一緒にお支払い

支払い方法:銀行振り込み    (オーダーいただく方は、メッセージください。個別にご案内いたします)

*10キロ オーダーいただいた方は、2回分の送料がかかりますが、5キロずつわけて送付することも可能です。(2回目の発送のタイミングはご要望をお受けします。それまでは米専用倉庫で玄米のままで保管し、発送前に精米をして発送します)

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シンプルで可愛いタグ付きのお米パッケージ


日頃スーパーで買うお米は、デザイン的に惹かれるものがなく、袋は捨てられてしまうもの。Labo生あすかさんのねこTを参考に「いつかこのお米の産地である山王寺に実際に訪れてくれるとよいな」という願いも込めて、タグを作りました。
あすかさんがやわらかな描写で、夏の山王寺棚田を描いてくれました。山王寺棚田に思いをはせ、可愛いタグを取っておいてもらえたり、また次回買いたい時に思い出してもらえたら嬉しいです。

私たちのお米づくりの歴史と考え方

ちょっと長いのですが、私たちのお米づくりに関する歴史と考え方、どのように作られたお米なのかを紹介させてください。食べていただくお米について、私たちの歴史と思いを綴っています。

私とイギリス人の主人は、より豊かな自然のある場所を求めて4年前に神奈川から、移住しました。この島根県雲南市にある山王寺の棚田の景色に惹かれ、棚田の中にある日本昔話に出てくるような古民家に出会い、移住することを決めました。

雲南市は自然豊かな場所で、コウノトリが住んでいたり、冬には白鳥も飛来してくるなど、珍しい生態系もみられる環境です。ここでお米作りをこんな風にはじめました。

〈移住1年目、はじめての田んぼ〉
移住して一年目からお米づくりを始めました。私たち夫婦共に、お米づくりは全くの未経験者、知識ゼロの状態でしたが、一番近い近所の方の田んぼ1つをお借りして、その近所の方(今後、”師匠”と呼びます)の支援、指導の元、お米づくりを始めました。
私たちは、農業器具は何も持っていませんので、師匠にトラクターで田おこしをしてもらい、田んぼに水をいれる方法、溜める方法を教えてもらい、一般的な作り方である除草剤を撒いて、稲が雑草に負けないようにしました。田植えをして、途中、師匠がまく肥料を同じように撒き、カメムシ対策の殺虫剤を撒き、秋には、手刈りで稲をかり、束に結んで、はで(日光干し)にかけ、はでからおろして、ハーベスターという師匠が持っている機械を使って、籾(お米部分)と茎、葉っぱ部分をわけ、籾を玄米にする機械に入れてお米ができました。師匠の指示通りに行ったとはいえ、最初に自分たちで手をかけたお米を食べた時には、感動と、なんとも言えない幸福感を感じたことを今でも覚えています。

〈2年目は減農薬と無農薬とふたつの田んぼ〉
次の年は、もう一つ田んぼを増やしてもいいな、と思いました。自宅から見える棚田の中には、お米が作られず、耕作放棄地になっている田んぼが多くあり、棚田の中にある田んぼの一つを別のご近所からお借りして、作ることにしました。移住してから、自然の中に身を置き、虫や、生物、動物、植物と共存することが身近になり、虫や生物もお米づくりの生態系に必要なこと、生物もそれぞれに生きていること、また、自然農という考え方に触れることも度々あり、自分の体の中に入るものに対する関心がより高まっていたので、もう一つの田んぼは、除草剤や、殺虫剤などを使わない方法で作ってみよう、と思いました。稲が育つためには、雑草は大敵で、雑草が生えると土の養分をとられてしまい、稲の成長が悪くなり、お米も付かなくなります。除草剤を使わないということは、その分、他の手段で雑草を退治する必要があり、私は、田植え後、稲が一定の高さに成長するまで、田んぼの中の雑草を抜く、ということを日々続けました。雑草は、抜いても一定期間するとまた、生えてくるので、田植え後から、7月半ばくらいまでは、雑草との戦いでした。
稲が成長すると、影になって、雑草の成長度合いは下がるので、雑草とりは終了します。この棚田の中の田んぼは、隣も耕作放棄地で、草がぼうぼうだったのですが、8月下旬にその耕作放棄地を通って、田んぼにイノシシが侵入しました。実っていた稲は、イノシシに踏まれ、食べられない状態になりましたが、幸い一部でしたので、初めての無農薬のお米はなんとか少し収穫できました。
2年目は、除草剤を使った田んぼ(殺虫剤は使わない、いわゆる減農薬)で取れたお米と、農薬、殺虫剤を使わない田んぼで取れたお米の2種類ができましたが、正直言って、私はそれらの味の違いはわかりませんでした。

元々、私たちは、自分たちが食べれる分のお米づくりができればよいと考えていましたので、そんなに田んぼを広げる考えはなかったのですが、住み始めて時間が経過すると共に、高齢により田んぼをやり続けるのが辛い、いつまで続けられるか?という話題を常に聞いていました。
山王寺棚田地域のお米を作っておられる方々の平均年齢は75歳。この私たちが惹かれた山王寺の棚田の景色がいつか見れなくなってしまう日がくるかもしれない、そう考えると、自分たちも他のご近所と同じように場所を広げていく必要がある、そう考えるようになりました。

〈3年目はさらに2つ追加して〉
3年目は、棚田の中の田んぼの比較的小さい窪2つをさらに追加して、3つの田んぼを農薬、殺虫剤を使わない方法で作りました。田植えは、友人が1週間我が家に滞在しながら、二人で全て手植えで田植えをし、草取りは、ほぼ私一人で行い、稲刈りは近所の人とこちらで出会った人にヘルプをお願いして、お米が収穫できました。
小さい田んぼとはいえ、一人で可能な田んぼのサイズに体力と時間の限界があることを悟りました。隣の耕作放棄地の田んぼは、2年目に経験したイノシシ侵入を防ぐため、自主的に草刈りをするようになっていました。草をぼうぼうにすると、イノシシが入りやすくなるということをご近所から聞いていたこと、また、その耕作放棄地は、2反ほどの広さがあり、棚田の中で景観を悪くしていたこともずっと気になっていました。
草刈りをし始めた私たちに、近所のベテラン農家のおじさんが、「来年はそこで作ったら?自分が刈ってあげるよ」と言われました。その方は、山王寺棚田の中で、もっとも広いエリアで稲作をされており、コンバインを所有している方で、棚田の実行委員の一人でもありました。山王寺の棚田のことを気にかけている方の一人です。
昨今では、稲刈りはコンバインが主流になっています。労力のかかるはでぼしをする地域は少なくなってきているのもそのためです。ただ、私たちは、はでにかけたお米と、はでぼしも技術と文化の継承と考えるので(それに、まだ体力もあるので)、はでぼしをなんとか継承できるように毎年、師匠や近所の人に手伝ってもらいながら立ててきました。

〈ようやく皆さんに販売できる4年目〉
そして、4年目の今年。耕作放棄地になっていた2反の田んぼを加えて、前年の田んぼの広さ4倍の大きさの田んぼを、機械植え、手植え、無農薬アイガモ農法の田んぼと、除草剤のみ使用し、殺虫剤は使わない減農薬田んぼの2種類でお米づくりを行いました。2反の田んぼは、時折、脱走したアイガモたちが虫を食べてくれ、また、長年耕作放棄地だったので、土壌がさらに豊かになっていたようで、予想以上の豊作になりました。       
いまはカモたちのお世話とお米の作業、私たちは、これまで販売することをしてきていないので、この2反の田んぼでとれたお米を無駄にしないためにも食べていただける人を見つけていく必要があります。販路開拓はこれからです。みなさんに、食べて頂き、来年への足がかりを作っていきたいと思っています。


みなさま、25年収穫のお米、どうぞよろしくお願いします、
出来るだけ早く、収穫したてのお米をお届けしたいと思います!