nanadecorがコットンを育てているのは島根県の奥出雲です。
標高300Mの静かな山に包まれた集落に約200枚の田んぼが広がります。日本の美しき棚田百選にも選ばれた、歴史のある棚田。朝はしっとりと雲がかかり、夕暮れ時はピンク色に染まる、神聖な静かな田んぼ、ここで私たちnanadecorの出雲コットンが育っています。
しかしこの美しき田んぼも、現在では農機が入らない棚田を存続するのは難しく、この山王寺の棚田でお米を作る農家のおじいちゃんたちの平均年齢は75歳、担い手不足、消滅集落と言われる棚田の現状は日本全体の深刻な課題です。
<放棄地をコットン畑に転向しています>
私たちは斜面にある棚田放棄地をコットンの畑として引き継いでいる加藤完一商店の藤原くんと出会い、現在一緒に繊細で上質な超長綿の栽培を続けています。
日本のコットンの自給率は0%と言われる中、高品質の超長綿の種を松江で譲り受け、放棄された農機が入りづらい田んぼをコットン畑に転向し、栽培を続けている、集落を継承するプロジェクト。
2021年に収穫したコットンボールから糸にし、初回の商品作りをスタートしてから、毎年一定量の綿を買取り、生地や商品を生産できるようになりました。
種から商品ができるまで2年半から3年! オールハンドピック、紡績から生地にするまで各工場さんの協力により、小ロットで商品を作っていただいています。そのため、生地の価格がどうしても高騰し商品の価格が上がってしまうのが課題です。
毎年、5月の種まきと11月の収穫は大人の学び舎として運営しているコミュニティーMy organic laboのメンバーと一緒にこれまで行ってきました。
今年からは、さらにみなさんに種まきや収穫を体験していただき、山王寺の美しい景色、そして何よりこの神聖な場所で育てられた最上級のコットンを実際に触って、感じて頂きたいと、活動を広げて参りました。
<神聖な場所で、自分にかえる時間、五感をひらく体感を>
種からこの地で芽吹き、美しい空気と山からの水に守られてきたコットン。
この神聖なエネルギーを、みなさんと一緒に体感してみませんか?
そして私たちはみなさんから頂いた参加費を、手仕事、国産工場、小ロットの生産でとてつもなく高価格になってしまう出雲コットン製品のコストに還元し、より多くの方に出雲コットンを適正な価格でお届けできるように、努力をして参ります。
種から商品までを見届ける喜び、神聖な山王寺の静けさの中で作業をする心地よさ。
日常の慌ただしい毎日に、ふとスペースを与えてくれる、そんな余白の時間、
そして同じ価値観で集まる皆さんとの響き合いを楽しんでください。
静かな畑の中でふわふわのコットンを手で摘んでいくうちに、何か大切なことに気づくかもしれません。My Organic Laboのメンバーも春と秋と毎年参加する人が多いのも、この山王寺が持つ独特のエネルギーが恋しくなるから。
ぜひ静かな時間を体感しに、いらしてください。
<棚田祭りの復活とお手伝いのお話>
そして今年は!
これまでコットンの種まきや収穫に、たくさんの皆さんが参加くださったお蔭様とラボメンバー、山王寺に住むNozomiさんの働きかけで、11月23日、途絶えていた棚田米の収穫祭を復活させるに至りました。
私たちのコットンの収穫に参加してくださる、プラネタリーアーティストLuminaさんとコーラス隊による「いのちの星」という大切なメッセージを込められた歌の奉納、Nashaalさんからは舞を奉納頂きます。
おじいちゃんたちがこれまで代々継承してきた集落の小さな棚田祭り。
この11月23日は、地元のたくましきおじいちゃんたちの習わしを尊重しながら、私たちラボメンバーや参加者のみなさんで、率先して炊き出しや餅まき、米の救いどりに参加して、祭りを盛り上げ、お手伝いをしたいと思います。
<神様のエネルギーに包まれて、自分を解き放つ>
この時期は出雲は神在月。全国の八百万の神々が出雲に集まるとき。
神様は出雲に集まり、人々の縁や来年のプランを話し合うと言います。
今回は特別に、日本初宮である「須我神社」でのご祈祷からスタートです。
夜には地域に伝わる神楽を特別にお呼びして、みなさん一緒に拝聴します。
コットンの作業で禊をし、終わった後に須我神社の御神事にも参加することも。
そして23日の夜には、大交流会と題して、参加した皆さん一緒にお食事をします。
神様のエネルギーに包まれて、今年の自分を振り返り、縁を整理して来る年へ。
新しい人と出会い、自分をアップデートする。
普通の旅では得られない、ありのままの自分らしさに戻る体験を。
宿泊をお願いしている松江の奥座敷である海潮荘は、観光客がたどり着かない、出雲風土記にも記された知る人ぞ知る宿。棚田米と出雲牛など土地のものをいただき、歴史ある奥出雲の歴史に浸ることができます。
樹齢800年のシイの木と巨大な自然石が荘厳な源泉掛け流しの温泉の泉質もやわらかく神秘性が高く身を清めてくれます。
五感を通して自然を感じながら
コットンの心地よさ、神聖な空気、Seed to Futureというプログラムに未来を託した
nanadecorのコットン栽培、ぜひ収穫祭に参加して、自分を解放してくださいね。
<11月22日土曜>地元の文化に触れる
13:30 須我神社駐車場に集合
14:00 日本初の宮 須我神社ご祈祷
日本初の宮にて今年の豊作のお礼をみなさんでいたします。
全体でご祈祷をしますが、個人でも一緒にお名前をお呼びしてお札を授かることができます。
16:00 神楽見学
須我神社に隣接する「神楽の里」にて雲南のこの地区に伝わる伝統的な神楽を見学します
18:00 源泉かけ流し 海潮荘へ
神社から15分くらいで海潮荘へ。チェックインをし夕食まで源泉掛け流しの湯でリラックス
19:00 出雲牛のしゃぶしゃぶのお夕食
初日は品の良い霜降りで食べやすい出雲牛のしゃぶしゃぶです。お野菜からお肉、おうどんにお餅、そしてデザートまでかなりボリュームがあるお食事です。
<11月23日日曜> 山王寺の棚田の自然にゆっくり包まれる
7:30 山王寺のお米の朝食
山王寺の棚田米の白米とおかゆと、ボリューム満点の和食の朝食です。
9:00 山王寺の棚田へ出発
9:30 棚田祭り散策(当日参加の方は山王寺の棚田展望台に集合)
海潮荘から15分くらいで山王寺の棚田へ。棚田祭りに参加して山王寺米のお米のすくいどり、真菰のお茶など、棚田の散策を楽しんでください。出店は小さなスペースですので、以下に時間や内容を記載しますが、見渡す限りの棚田の中で、各々お好きな時間でゆっくりされても、コットンの収穫を始めてもご自身なりの過ごし方でOKです。
10:00 歌や舞の奉納
私たちが育てた初の出雲コットンで作ったシャツドレスを衣装を着用したプラネタリーアーティストLuminaさんと精霊たちからの歌の奉納、ダンス瞑想家のNashaal さんの舞の奉納をいただきます。
11:00 山王寺の棚田米のランチ や大国様の餅まき
棚田の開放的な空気感の中で、収穫したばかりの棚田米のお弁当をご購入いただきます。
山王寺で収穫した餅米でついたお祝いの紅白のお餅をお配りします。
12:00 コットンのお話と収穫
棚田にあるコットン畑で皆さんと一緒にコットンボールを手で収穫していきます。コットンが種から商品になるまでのストーリー「Seed to Future」を農家藤原くんと一緒に学んだり、畑で実際に手で触り、感じる時間に。コットン製品ができるまでを、ご自身の五感で体感いただきます。
14:00 解散 (1泊の方はこちらで解散となります)
山頂にある山地神社にお参り、14時からの須我神社の新嘗祭の神事などお楽しみください。
18:00-21:00 出雲コットン収穫祈願・新嘗祭直会
今回参加くださった皆様との夕食会です。My organic labo、Luminaさん、Nashaalさん、出雲コットン取材でいらっしゃる雑誌クロワッサン編集チーム、ファッションディレクター岡本敬子さん、岡山在住の写真家中川正子さん、さまざまに今回お集まりの皆さんと、地元の皆さんも交えての大交流会です。
<11月24日月曜> ご自身の時間を楽しむ
8:00 山王寺のお米の朝食
山王寺の棚田米の白米とおかゆと、ボリューム満点の和食の朝食です。
10:00 チェックアウト
月曜日はご自身の時間で朝食・チェックアウト・フリー解散となります。
須我神社から5分くらい車で移動したところにある須我神社の奥宮は、車を止めて10分くらい山道を登ったところに夫婦岩があり、スピリチュアル性の高く朝に参拝すると清々しいです。
<宿泊に関して>
・2名以上のご友人と参加の方は1部屋にご案内します。お一人で参加する方は、相部屋になります。
追加料金でお一人部屋にできるかどうかは、最終のお部屋数によりますのでご相談ください。
<所在地リスト>
・山王寺の棚田
山王寺の棚田 | 雲南市ホームページ
・須我神社
須我神社 | 日本初の宮 | 島根県雲南市大東町
・海潮荘
島根県雲南市の秘湯の宿・温泉旅館、海潮荘 露天風呂と、地元食材をふんだんに使った料理をご用意しております。
・神楽の宿
神楽の宿 | しまね観光ナビ|島根県公式観光情報サイト
<交通に関して>
今回のエリアは電車ですととても時間がかかり車でしか移動ができないエリアです。
車の運転ができないなど、移動手段がない方は、早めにお知らせください。
出雲空港から須我神社まで車で40分、米子空港から 50分です
レンタカーが必要な方はお手頃なところをご紹介しますのでご連絡ください。
<特別な持ち物>
ガーデニング用の手袋、泥がついても良いスニーカー、畑や芝生に座るシート、寝転びたい方は敷物やバスタオル、日焼け対策の帽子、水筒、上着、レインコート、防寒着、お賽銭用の小銭、コンビニや薬局などお店が近くにありません、必要なものは事前にご用意ください。
<注意事項>
雨天の場合は棚田祭りは中止になる可能性があります。収穫は小雨でも決行します。
当日の連絡は決まり次第、このページの上部に情報を記載します。
夕食時の飲み物などは各自のお支払いになります。
※質問がありましたら hello@myorganiclabo.love へお問い合わせください。